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TAMAGOこと”阿人”です。趣味について気ままに発信していきます。プチ自慢?独り言??"中華圏芸能・エンターテイメント"を中心に好きな事を書いていきます。

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Sintok2012 シンガポール映画祭 "5月19日"上映短編2作鑑賞です [中華映画]

本日も六本木に出向き現在開催中の"Sintok2012 シンガポール映画祭"に行ってきました。

本当は金欠も重なり行く予定はなかったのですが

イロイロな意味で参加して良かった1日となりました。

でも、出だしは最悪...

15:00 開演目指し劇場に向かいますが

予定が狂い昼食抜き開場時間ギリギリの慌ただしい会場入りとなってしまいましたね(苦笑)

 

さて、本日鑑賞した作品は短編を集めたTitle 2作品を鑑賞。

 《Singapore Short Cuts》 ~シンガポール短編映画の十年~ と

 《Erick KHOO Selections》    です。

 

個人的に短編作品を劇場鑑賞をするのは初めてに近い感じ。

オムニバスとは一味違う世界に浸りました。

 

《Singapore Short Cuts》 ~シンガポール短編映画の十年~ 

sintok2012_01.JPG

 

『All My Presents』 (WEE Li Lin) 2002年/6分

『Locust』 (Victric THNG) 2003年/4分

『Crocodile Journals』 (YEO Lee Nah) 2004年/6分

『Yesterday’s Play』 (Ryan TAN) 2005年/5分

『Zo Gang』 (Jacen TAN) 2006年/9分

『The New World』 (K. RAJAGOPAL) 2007年/13分27秒

『Older Children』 (HO Rui An) 2008年/6分32秒

『One Day in June』 (Daniel HUI) 2009年/10分

『Peep』 (Wesley Leon AROOZOO) 2010年/4分51秒

『Libertas』 (Kan Lume and Megan WONOWIDJOYO) 2011年/3分

 

Sintok2012 公式パートナー"シンガポール国立博物館シネマテーク"の看板企画

[Singapore Short Cuts] からSelect された作品集。

奇しくも各年から作品が選ばれたため過去10年の作品を振り返る感じになったと

説明がありました。 

 

作品はフィクションやドキュメント、クレイ・アニメと多彩。

短編だから出来る監督の表現したいままを表した映像…

監督の人数分 表現する世界がここまで違うのか…と改めて感じました。

Q&A で出ていいたことですが

「シンガポールの人のidentity が作品にどう反映されているか」的な質問があり

「歴史の浅い國で、複数の民族・言語など」もろもろな要素で

シンガポールという國の個性(カラー) が出ていると言うよりは

監督各々の描きたい主張・個性が出ている…的な話がありました。

作品の中には香港で撮影されたものや臺灣の作家が原作のモノもあり

決してシンガポール色があるものではないとも…。

個人的には全体的に無国籍映画っぽいと感じたモノも多く

シンガポール映画という型でくくるよりは

シンガポールのクリエーターによるアート・フィルムっていう言い方のほうが

しっくりきた感じです。

では、『シンガポール映画』の定義って何? って言われた場合

なかなか説明難しいのですがね…

 

無国籍感があったとは云え、シンガポールの社会を冷笑した自虐的な作品もあり

監督の個性が強く出た作品群という感じでしたね。

 

さて、上映後のQ&A には

シンガポール国立博物館CURATOR ザン・ウェンジエ氏と

『Peep』を手がけたWesley Leon AROOZOO 監督が登場。 

sintok2012_02.JPG

 

シンガポール映画の現状について

色々と面白い話を聞けました。

商業ベースを重視した作品を作るか

監督の独自性を追求するか…

年間を通してあまり本数が製作されないという自国長編作品の現状。

それに変わり多く短編が製作される風土こそシンガポールらしいのかもしれませんね。

自分は臺灣映画の流れ華語映画の延長としてシンガポール映画に辿り着いた感もあるので

華人系の監督作品は観ていたものの

インド系・マレー系監督の作品は観たことなかったので

今後 この手の作品を観るのが楽しみになりました。 

sintok2012_03.JPG

 

Q&A セッション後は一旦小休止。

Screen 外のエントランスでGoods を物色して数点購入しました。

『大世界』 の劇場Poster と 2011年行われた『Singapore Short Cuts 8th』 のパンフレット

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そして、Wesley Leon AROOZOO 監督の短編作品のDVD 。

記念にサインと記念撮影をしてもらいました。 

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写真撮影も監督に笑顔を求めるStuff のアットホームさが好印象です。

 

で、次の作品です。

《Erick KHOO Selections》 

sintok2012_05.JPG

 

『Pain』 、『Zombie Dogs』 と2作品を上映。

両作品に共通することはTheme は"暴力"と"Sex"でしょうか…

個人的にはかなりショッキングな内容で観終わったあと

呆然…ただ単に「驚いた」っていう感じです。

 

『Pain』 Erick KHOO 監督 1994年の作品。

Erick KHOO監督作品は昨年Singapore に行った際

《Be With Me》 という作品のDVD を購入して観ており

作風や雰囲気を知っているはずでしたが…

 

本作品 白黒の映像、緊迫感ある音樂…独特の世界観がありました。

ほぼセリフがなく無声映画の様相…

印象あるセリフといえば主人公が雑貨屋で語る「Marlboro」のひと言。

Title の意味する「痛み」…

自身の身体に痛みを与え快楽(?)を与える主人公の青年。

その衝動は違った方向に進んでいく…

 

違う時間軸が同時に進む演出があるので

最初はよく理解できない箇所がありましたが

最後は納得…そこが背筋を凍らす感じ…

 

残虐的なScene が衝撃的。

度を越して後半滑稽に感じる場面もありましたが

目を覆いたくなる場面が多数ありました。

単純に自分が苦手なだけですが…

 

31分という短い作品でしたが恐怖心を充分感じる

Impact ある作品でした。

圧巻のひと言です。

 

そして、 『Zombie Dogs』 。

Erick KHOO プロデュースによる 

トー・ハイリョン監督による2004年の作品。

 

ドキュメントなのかフィクションなのか…凄く不思議な作品。

『Pain』 と異なりPop な感じで始まった本作でしたが…

 

自分が構想した作品製作にのめり込むトー監督の異常とも思える姿に

色々な意味で鳥肌が経ちました。

シンガポールでは認可が下りないだろう

暴力と性色に満ちた作品に全てを捧げる…

本当に人を殺してしまうんじゃないかと錯覚するぐらいに。

自ら"アンダーグラウンド"と称する姿に

どうして拘るのか…

狂気とSex が映画製作にマストなTheme なのか

個人的にはちょっと疑問って感じなのですが…

彼自身が考えるシンガポール人感っていうのも面白かったですが

Impact ありすぎて… この作品も唖然としてしまいました。

 

作品に登場するトー監督が製作する映画の主人公となる役者さん。

実直な役者さんと狂気も感じる監督とのコラボがいい味でした。

 

この作品の上映後もトークセッションがあり

シンガポール国立博物館CURATOR ザン・ウェンジエ氏が再び登場。

ザン氏も親交のあるトー監督等の話も興味深いモノがありましたね。 

sintok2012_06.JPG

 

長編とは味わいの違う作品。

娯楽作品とは対局にある内容で 

好みは分かれると思いますが

両方のTaste があって

それを知ることによってシンガポールの映画の面白さが

分かるのかもしれませんね。

 

 

さて、個人的には最終日を待たずして

2012年度のシンガポール映画祭は終了しました。

普段なら観ない(観れない) 作品も今回観れたことは有意義でした。

 

益々シンガポール映画にハマっていきそうです。

そして、Sintok 事務局、スタッフやボランティアの方々には

会場でお世話になり大変感謝しております。

アットホームな雰囲気の映画祭。

継続的に映画祭が続くことを願いつつ 

今後の活動も期待いたします。

 

 

                                                   (阿人) 


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